心穏やかに生きていく禅の考え方【升野俊明】

本レビュー

心がざわつく毎日に禅の教え

 毎日忙しく働き、心は荒れる一方…

 やらないといけない事があるのに全然手が付けられない…

 将来が不安でどうしたらいいかわからない…

 様々な悩みを抱えている方がたくさんいると思います。そんなあなたに読んで欲しい本
 「小さな悟り」【升野 俊明】著

 この本は、現代を生きるために「小さな答え」を教えてくれる本になります。
 「シンプルに考え、行動する」禅の教えから伝えていただく答えには人生のヒントになるようなことばかりです。この本を読んで、心を軽くし、楽しい人生を送っていただきたいです。

 

升野 俊明さんとは?

 著者である升野 俊明さんについて少しご紹介したいと思います。

 升野 俊明(ますの しゅんみょう)

 1952年、神奈川県生まれ。

 曹洞宗特雄山健功寺住職。

 庭園デザイナー。多摩美術大学環境デザイン学科教授。

 「世界が尊敬する日本人100人」にも選出される。

  著者は、住職であり、デザイナーでもあり、執筆・講演活動もされる多才な方です。近年では、youtubeでも活動されています。

 



「小さな悟り」とは?

 それでは本題である、心を穏やかに過ごすための「小さな悟り」について少しご紹介します。
 これ以外にも、たくさんの禅の教えが詰まっていますので興味のある方はぜひ読んでみてください。

まず、「無常」を受け入れる

 「無常」とは何か。「諸行無常」という言葉を聞いた事があると思いますが、これは仏教の言葉で「世の中のすべてのことは常ならず」ということで世の中は常に変化していくという意味になります。

 そんな「無常」をまずは受け入れてみようということです。悪い出来事があってもずっとそれが続くわけではない、必ず変化していくのだと切り替える。反対に、有頂天になるような事があってもそれがずっと続くわけではないので謙虚に生きようと、そうやって「無常」を意識して生活することで、一つの出来事で大きく揺れ動いていた心が、少し軽くなるのではないでしょうか。

 



日々を感謝で埋め尽くす

  世の中はすべて「持ちつ持たれつ」の世界です。

  日常の細々したところまで感謝の気持ちを持つ事ができれば、相手のために何かしてあげたいという気持ちになるものです。そう言った気持ちを忘れると自分一人で生きている気になって、傲慢な人間になってしまいます。お互いに感謝をし合う事ができれば充実した日常を過ごしていく事ができます。まずは自分から日々に感謝をする事です。人は一人では生きていけないのだから。

やれるだけのことを、やる 

  「心配のために、心配する」のは時間のムダ。

  人がどう言ったときに心配するのかは主に2つ。一つは先の予測が立たない時。どうなるかわからない不安からやるべきことに手がつかないくらい心配してしまうものです。「心配のために心配している」状態です。しかし、いくら考えても先のことはわからないので心配するだけ時間の無駄です。漠然と不安になるのではなく、どうなると困ったことになるのが具体的に考えてみることです。そして、その対策を一つ一つやっていくしかありません。

 もう一つは、サボったり・準備ができていない時です。今からでも遅くはないのでやれるだけのことはやってみることです。やれるだけのことはやったという安心感を持っていれば、先がどうなろうとそれを迎え入れる事ができるようになります。

他の素敵な書籍紹介

 今回は、「小さな悟り」をご紹介しましたが、他にも素敵な書籍がたくさんありますので一部ご紹介したいと思います。

終わりに

 今回は、「小さな悟り」を紹介しましたが、升野俊明さんの著書はどれも禅の教えがあり、非常に興味深い著書が多いのでその他の書籍についてもご紹介をしていけたらと思っています。

 この本を読んで少しでも心を軽くして、明日に迎える方が増えると嬉しいです。

 

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